前回のポストでVendorKitの使い方について軽く紹介しました。今回は自作のライブラリをVendorKitに登録する方法を紹介します。
VendorKitにライブラリを登録するには、.vendorファイルをvendorkit.comに送信する必要がありますが、それにはまず.vendorspecファイルを作成します。
# .vendorspecのひな形を生成
$ cd path/to/project
$ vendor library init
次に、生成された.vendorspecファイルを編集します。ここでは、STCollectionを例にします。
Vendor::Spec.new do |s|
# ライブラリの名前とバージョン
s.name "STCollection"
s.version "1.0.0"
# ライブラリの作者名と説明
s.authors "takebayashi"
s.description "Useful categories for Cocoa collection classes"
# ソースの公開場所
s.source "https://github.com/takebayashi/STCollection"
# ライブラリに含まれるファイル
# (ここでは全ファイルを含めていますが、そうでない場合もあるでしょう)
s.files `git ls-files`.split("\n")
end
どこかで見たことのあるような書き方ですね。さて、次は.vendorファイルを作成しましょう。
$ vendor library build STCollection.vendorspec
するとSTCollection-1.0.0.vendorというファイルが作成されるので、これを次の方法で送信すれば登録が完了します。
$ vendor library push STCollection.vendor
登録したライブラリはVendorKitのサイトに公開されます。