December 9, 2011

もう1つのCocoaライブラリ管理ツール:VendorKit (2) ライブラリの登録

前回のポストでVendorKitの使い方について軽く紹介しました。今回は自作のライブラリをVendorKitに登録する方法を紹介します。

VendorKitにライブラリを登録するには、.vendorファイルをvendorkit.comに送信する必要がありますが、それにはまず.vendorspecファイルを作成します。

# .vendorspecのひな形を生成
$ cd path/to/project
$ vendor library init

次に、生成された.vendorspecファイルを編集します。ここでは、STCollectionを例にします。

Vendor::Spec.new do |s|
  # ライブラリの名前とバージョン
  s.name         "STCollection"
  s.version      "1.0.0"

  # ライブラリの作者名と説明
  s.authors      "takebayashi"
  s.description  "Useful categories for Cocoa collection classes"

  # ソースの公開場所
  s.source         "https://github.com/takebayashi/STCollection"

  # ライブラリに含まれるファイル
  # (ここでは全ファイルを含めていますが、そうでない場合もあるでしょう)
  s.files        `git ls-files`.split("\n")

end

どこかで見たことのあるような書き方ですね。さて、次は.vendorファイルを作成しましょう。

$ vendor library build STCollection.vendorspec

するとSTCollection-1.0.0.vendorというファイルが作成されるので、これを次の方法で送信すれば登録が完了します。

$ vendor library push STCollection.vendor

登録したライブラリはVendorKitのサイトに公開されます。

© Shun Takebayashi